台風に強い家づくり
大型の台風が来ると、テレビやインターネットのニュースで屋根や外壁が飛んだり損傷した映像を目にすることがあるかと思います。家具・家財が風雨に晒されるだけでなく、場合によってはその後住むことができなくなるため、我が家がシェルターの役割を果たさなくなってしまいます。
SE構法の構造計算では、あなたの家の壁や屋根が風を受ける面積を算出し、地域ごとの基準風速に応じて安全を確認しています。
台風の強さと建物にかかる力
ニュースで、「平均風速」や「最大瞬間風速」という言葉を耳にすると思います。この「平均風速」とは、10分間の平均、「最大瞬間風速」は3秒間の平均値である瞬間風速の最大値で、この値と被害の関係は表1のようになります。
なお、平均風速に対して瞬間風速は 1.5 倍 ~ 3 倍程度になります。
建物を建てる時の基準となる建築基準法では、過去の台風の記録に基づいて構造計算で用いる風速(基準風速)が 30m/s ~ 46m/s の範囲で決められています。ということは、表1と比べると、建築基準法では、瞬間風速で 40m/s ~ 60m/s の猛烈な風を想定していることになります。
また、風によって建物に横から力がかかると建物が傾きます。そうすると外壁も同じように傾こうとするのですが、変形しにくい材質(例えば、モルタル塗り)や、変形に追従できても留め付け方が十分でないと損傷するため、そこから雨漏りしたり、場合によっては、その隙間から風が吹き込むことで外壁が飛んで行ってしまいます。
そのため、横からの力に強い家=「耐風性能・耐震性能か高い家」を設計すれば建物は傾きにくく(変形しにくく)なるため、外壁の損傷が小さくなります。
風について
家の形や住んでいる場所によって風の力も異なり、3階建などでは地震よりも風の影響の方が強い場合もあります。
あなたの家の壁や屋根が風を受ける面積を算出し、あなたの住む地域に吹く風による影響を確認します。
構造計算ナビサンプル
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