糸島市にて、屋根の葺き替え工事を行いました。
こちらのお家では、1階が雨漏れの被害に遭われていました。
下地ルーフィング(防水シート)劣化による雨漏れ
古瓦(コロニアル)を撤去してみると、屋根下地材の防水シート(下地ルーフィング)がかなり劣化し、所どころ破れている状況でした。
下地ルーフィングの劣化が雨漏れの原因になっていました。
屋根下地材(ルーフィング)の役割
下地ルーフィングは、屋根を雨水や湿気から守る防水シートです。
雨が降った場合、まず最初に瓦などの屋根材(一次防水)が雨水を防ぎますが、大雨や台風時の横殴りの雨などの場合、屋根材のみでは雨水の侵入を防げないこともあります。
屋根材で防止できなかった雨水を、屋根材の下を通して軒先へと受け流す役割を持つのが下地ルーフィング(二次防水)です。
雨漏れを防いでいるのはルーフィング
瓦などの屋根材で雨漏れを防止していると思われがちですが、実は最終的に雨漏れの有無を決定づけているのは下地ルーフィングなのです。
弊社仕様の屋根下地材(防水シート):
『非透湿高分子系高級下葺材 ノアガードⅡ』
強度・耐久性、防水性、施工性に優れた屋根下地材で、雨水からしっかりと住まいを守ります。
防水シートは水下から水上に向かって張っていきます。
上下の防水シートの重ね合わせ幅は100mm以上です。
左右の防水シートの重ね合わせ幅は200mm以上を確保します。
屋根材も水下から水上に向かって施工していきます。
屋根下地材(ルーフィング)も消耗品ですので、対用年数を過ぎて劣化も限界を超えると、破れたりして雨漏れの原因となってしまいます。
ルーフィングは屋根材に隠れて見えない部分ですが、家を雨水から守る大きな役割を果たしている重要な部材なのです。
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