Y様邸新築工事が完成しました。(竣工:2020.1.29)
Y様邸は7.6kWの太陽光発電システムを搭載した「ゼロ・エネルギー住宅」です。
【2020年 トクラス選手権 新築部門 全国第1位 受賞】
スキップフロアで床の高さに変化を付けたLDK
床の高さに変化をつけ開放的な空間に
室内は、床の高さに変化(高低差)をつけたスキップフロア仕様です。ダイニングとキッチンの床高をリビングの床高よりも60cmほど高く設定しました。
床の高さに変化をつけることで目線にも高低差が生まれるため、実際の床面積よりも広く感じる効果があります。
2.9mの天井高と27帖の大空間LDK
リビングの天井高は2.9mで、LDKは27帖の大空間です。
広い床面積と、高い天井 、そしてスキップフロアで床の高さに変化をつけることにより開放的な広々空間を実現しました。
階段の踏面の幅を広く取り転落防止
中2階へと上がる階段の幅(踏面)は30cmと広めに設定しています。
踏面の幅を広めにとることで緩やかな階段となり、転落防止につながります。
リビングからつながる屋根付きウッドデッキ
室内と屋外の間にもう一つの自由なスペース
リビングの南側には4.5m×2.2mの大きなウッドデッキを造作しました。
屋根があるので雨に濡れる心配もなく、室内の延長のような気軽さで、アウトドアや憩いの時間を持てるスペースとして利用できます。
「ひな壇型」のリビング階段
「ひな壇型」の階段とは
一般的な階段は階段の両側に壁がありますが、「ひな壇型」はステップの一部を壁からあえてはみ出させるというタイプです。
階段の片側が開けているので空間を広く感じられ、デザイン手すりを組み合わせれば、おしゃれな雰囲気になります。
アイアン手すり+飾り棚
リビングから2階へとつづく階段は、ひな壇部分(8段目まで)をアイアン手すりとし、壁側部分には飾り棚(壁を3箇所貫通)を造作しました。
「見せるための階段」として、インテリアの一部のような感覚でアイアン手すりや飾り棚を配置することにより、空間がグッと引き締まり、スタイリッシュな印象になります。
眺めの良いダイニング・キッチン
リビングとの高低差60cm
ダイニングとキッチンの床の高さを、リビングよりも60cmほど高くしているので、ダイニング・キッチンからは高い目線でリビングが見渡せるようになっています。
リビングを見下ろす感じで炊事できるので、小さなお子さんの様子もしっかり把握できます。
無垢の壁板を使用した「スタディコーナー」
スタディコーナーとは
「スダディコーナー」とは、家族のそばでリビング学習などを行えるように、LDKのようなパブリックスペース内に設置する勉強場所のことです。
Y様邸では、ダイニングの横に無垢の壁板でアクセントをつけた「スタディコーナー」を設けました。お子様の勉強の場所としてだけでなく、パソコンコーナーとしても利用できるように横幅2.7mの大きなカウンターを設置しました。
ブラックを基調とした人造大理石キッチン
トクラスBbスタイリッシュプラン
ブラックを基調としたスタイリッシュな人造大理石キッチンです。(キッチンメーカー:トクラス)
トクラス(TOCLAS)はシステムキッチンやシステムバスなどの住宅機器を製造する人造大理石を特徴とした製品に力を入れているメーカーで、旧社名はヤマハリビングテック株式会社です。(2013年に社名変更)
前身は世界最大手の楽器メーカーとして知られるヤマハの家具・住宅設備部門で、トクラスの住宅設備には造船やピアノなどで培ったヤマハからの高い成形技術が生かされています。
キッチン周りの収納スペース
キッチン周りは、カップボード(食器棚)以外にも調味料置きや、物入スペースを十分に確保しています。収納スペースが足りていないと物が見えるところにあふれてしまうので、部屋をスッキリと見せるためにも多めに収納スペースをつくっておくことがお勧めです。
生活動線を考えた収納スペース
リビング入口に設けた収納
収納扉オープン時
帰宅時にバッグやコートなどをすぐに収納できるように、玄関ホールからリビングに入ってすぐの場所にクローゼットを配置。
収納スペースを生活動線の途中に設けることで時短になり、リビングが散らかる心配もありません。
便利で明るい玄関ホール
①採光を兼ねた飾り棚
玄関ホールには飾り棚を設けました。背面がすりガラスになっていて奥の部屋の明り取りにもなっています。
②近づくだけで自動で解錠
玄関扉は電子錠になっていて、リモコンをバッグに入れておけば、ドアに近づくだけでカギが解錠ができます。ノータッチスタイルなのでカギを取り出す手間がありません。
③人感センサー付き照明スイッチで自動で点灯
照明スイッチは人感センサー付きなので、人の動きを検知して自動で点灯します。(一定時間が過ぎるとかってに消灯(OFF)します。)
暗くなって帰宅した時も、ドアを開けて玄関へ入るだけで照明が自動点灯するので、わざわざスイッチのある場所まで行って手動でON/OFFする必要がなくとても便利です。玄関ホール以外にも、階段や廊下などへの設置がお勧めです。
吹き抜けで明るい開放的な空間
吹き抜け+リビング階段
吹き抜けと相性が良いのがリビング階段のメリット。開放的で風通しが良く、明るい空間になります。
1階と2階の空間がつながり、家族の一体感が醸成されやすいこともうれしいポイントです。
室内窓+シーリングファン
室内窓やシーリングファンを設けることで室内の空気の循環ができ、室温調整にも役立ちます。
シーリングファンは吹抜け天井の素敵なインテリアとしても、その存在感を発揮します。
2Fホール:スキップフロア
2階ホール部分も1階のLDK同様、スキップフロアで構成。
吹き抜け階段を上がると寝室があり、ホール部分からさらに半階分上がった最上階が子供部屋という間取りになっています。
浴室は可動ルーバーで換気+目隠し
目隠しルーバー全開時↓
目隠しルーバー全閉時↓
覗かれないためには、とにかくシルエットを見せないのが重要。バスルームなどのカーテンが取り付けられないような窓には、目隠しできるルーバーがお勧めです。
ルーバーが動く可動式なので、視線を遮りながら窓を開けて換気もできます。
※画像はクリックすると拡大できます。
Y様邸は間取りをスキップフロアで構成することで、開放的な空間を演出し、日常生活における動線も短縮した住宅となっています。
一つの空間の中で床の高さが変わるということは、視覚的にも高低差が生まれるのため、子供の空間認知力を高める効果があるとも言われています。
ゼロ・エネルギーで環境にも優しい、子育て世代のお施主様のご要望を取り入れた、開放感あふれる住まいとなりました。
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